宗右衛門町主催のイベント以外にも、アイデア募集やキャンペーン、宗右衛門町をもっと楽しんでいただくための情報提供をしていきます。
- 花街(=花柳界)には、この世界独特の文化や風習が色々とあります。節分の「お化け」もそのひとつです。
「お化け」と言っても、お化けや妖怪の類いを指しているのではありません。立春の前日“節分の日”に、厄除けとして、鬼を追い払う豆まきや、柊を門戸に挿して邪気を払うことは全国的なもので、今でも様々な形でその風習が残っていますが、「お化け」は、花街それも上方独特の習わしと言われています。
古くは氏神さんへ厄除けを祈る人が、それぞれ思い思いの扮装をしてお参りしたことから始まったと言われています。何かに「扮装、仮装する(=化ける)」ことから、そう言われるようになったそうです。
昭和62年(1987年)に「春帆ビル」のご店主とお客様が、ご自分の本厄の“厄落とし”にと個人的なイベントそして始められたのがはじまり。それが、宗右衛門町の振興町会、旧:商店会へ、そして、平成21年(2009年)から当商店街主催となって継続されています。
節分の日にご家庭での豆まきや恵方に向かって食べる「巻き寿司」と同様、家内安全、厄除招福、商売繁盛など願う、小さいけれど意味ある地域のお祭りです。
毎年、つき上げたお餅をあんこ餅やきなこ餅、善哉などにして振る舞うほか、樽酒の振る舞いも行っています。
非常に寒い日が多く、度々雪の舞散る日さえある“節分の日”ではありますが、お子様連れの方も増え、近年では、多くの外国人観光客の方が訪れ、大好評の催しとなっています。
この「厄除け餅つき」の大きな魅力が、花街(=花柳界)での伝統的な風習『お化け化粧』でのお出迎え。
近年では、『お化け化粧』でお出迎えを行うお店も非常に少なくなりましたが、当商店街では、この花街での伝統的な風習を継承して行くため、毎年、ミス・準ミス宗右衛門町をはじめ、商店街役員や女性部会の数名が『お化け化粧(=仮装)』をして、会場内でのお客様をお出迎えしています。
外国人会場内のあちこちで、外国人観光客を中心に、記念撮影が行われます。